今日は、ワシントンのジョン・ウォールが、右膝の腱鞘炎、アンドレイ・ブラッシュが、左膝の腫れのため、共に欠場しました。対するレイカーズは、アンドリュー・バイナムの復帰第一戦となりました。バイナムは、ベンチスタートでした。
1Qの開始直後は、最近のレイカーズの悪い点の見本市の様でした。フィッシャーが、バスケットのすぐ側からのシュートを外す。トランジションで戻れないで、簡単なダンクを許す。甘いディフェンスで、オープンのジャンプシュートを許す。ボックスアウトをしないで、リバウンドを許す。その後は、ディフェンスが良くなりましたが、オフェンスは相変わらずリズムがありませんでした。バイナムが残り6分ちょっとで、パオに代わって登場し、久しぶりに、パオがゆっくり休めそうでした。ところが、残り5分を切った所で、ラマーが早々と2つ目のファウルをして、パオが再登場になりました。そのパオも、残り4分で、2つ目のファウルをし、ルークが登場する羽目になりました。バイナムは、登場後、すぐにフリースローを決め、バスケットも1つ決め、ディフェンスでも、いきなり2ブロックがありました。このコータ、約6分のプレーで、6得点、1リバウンド、2ブロックとまずまずのスタートでした。24-22の2点リードで、コーターを終了します。
2Qは、1Q後半には、共にファウルトラブルでベンチ暖めだったパオとラマーと、キラービーズでスタートしました。ワシントンは、ベンチ中心だったので、ポストでは大人が子供をあしらっているようでした。パオからラマーへ、PGのような絶妙なパスでのアシストが、2本ありました。ビーズでは、シャノンが得点を重ねます。レイカーズはリードを徐々に広げ、半ばには二桁得点差をつけます。スターターが戻った5:30には、13点リードでした。スターターが戻ると、1Qにはシュートが0-3と良いところがなかったフィッシャーが、ジャンプシュートを決めだします。その後、コービーが2つ続けてファウルをし、3つ目のファウルとなり、ベンチに戻ります。ここで、代わって登場したシャノンが、レイアップと3ポイントを続けて決めます。このコーターは、良くパスが回っていました。12バスケットの内、10にアシストがありました。57-46の11点リードで、ハーフタイムへ。
3Qは、半ばまでバスケットを交換し、点差が殆ど変わりません。半ばの10点リードの場面で、コービーが3ポイントラインの後ろでファウルをされ、フリースローを3本打つことになりましたが、3本全部を外します。こんなのは記憶にないです。ここで、嫌な予感がしたのですが、これでコービーは、自分自身に頭に来たのか、決めまくり始めます。フリースロー3本を挟んで、3ポイントを3本連続で決め、このコーターだけで、16点を叩き出します。これで、あっという間に点差が開き、92-70の22点リードで、このコーターを終了し、事実上ゲームを決めます。
4Qは、ガーベッジタイムだったのですが、最初からワシントンに8-0と一方的に攻められ、14点差にまで迫られます。レイカーズの最初の得点は、残り約7分半という、無様な出だしでした。その後は持ち直して、徐々に得点差を広げ、最後は危なげない勝利となりました。
コービーは、前半のファウルトラブルと、4Qに全くプレーしなかったため、僅か24分のプレーで、24得点。開幕から決まっていなかった3ポイントが、4-6と好調です。
パオは、16得点、9リバウンド、7アシスト。バイナムの復帰で、31分のプレーでした。シュートも6-11と戻ってきています。
ラマーは、18得点、10リバウンド。シュートは6-8の効率の良さでした。37分のプレーなので、明日がちょっと心配です。
ロンは、この所サーシャがのり移ったかのように、決まらないアウトサイドを連発していたのに、今日は、人が変わったかの様に、インサイドを攻めて、レイアップを決めていました。ボールを持たないでよく動いていたので、がら空きの楽なバスケットも2本ありました。シュートは、4-8の10得点と、久しぶりの50%、二桁得点でした。8本のシュートの内、ジャンプシュートは、3ポイント1本を含む3本だけでした。(3本全部、外しましたが。)
フィッシャーは、6得点。26分のプレーだったのが助かります。
ベンチでは、シャノンが16得点。コービーがファウルトラブルでベンチに下がって、相手がほっとした時に、決めてくれたので、精神的なダメージも与えられたと思います。
バーンズは4得点、ブレイクは無得点と、得点では貢献できませんでしたが、バーンズは6リバウンド、ブレイクは5リバウンドとゲームメイクで貢献しています。
バイナムは、6得点、4リバウンド、2ブロックでした。ミニッツは15分の予定でしたが、17分半のプレーでした。フィルは、「終盤点差が開いたから少し余計にプレーさせた。明日は何分になるか分からない。」と言っていました。バイナムは、「もう2-3分長くプレーしたかった。後半は1回に数分のプレーだったので、調子に乗れなかった。」と言っていました。スタッツを見ると、1Qとゲーム終了時が殆ど変わらないので、そのことの言い訳なのだと思いますが、プレータイムに文句を言える立場ではないことを分かって欲しいです。現時点では、数字を出すことより、パオのミニッツを減らすことの方が、彼の役割だということが分かっていないようです。
今日は、相手が下位チームの上、得点源のウォールとブラッシュの二人がプレーしていないので、大差で勝って当然ですが、大分リズムが戻って来ています。