1Qは、出足からコービーが好調で、連続して決めると、パオも続きますが、それ以外から得点ができません。半ばにフィッシャーが3ポイントを決めるまで、コービーとパオ以外は、無得点でした。それでも終盤まで、リードを保ちますが、キッドとテリーの連続3ポイントで逆転されます。終盤登場したベンチも、ダラスがストヤコビッチとテリーの活躍で、シュートが合わせて4-7、10得点なのに対し、レイカーズのベンチは、シュートがバーンズのレイアップ1本のみの1-5で、得点でもラマーのフリスローを含めて、僅かに4点でした。1Qから、早くもベンチの差が出ました。25-23の2点ビハインドで、コーターを終了します。
2Qは、出足にラマーとシャノンが決めて追い上げますが、ディフェンスで止められないので、点差が詰まりません。それでも、半ば前にバイナムのダンクで1点差に追いつきますが、直後にヘイウッドから、ダンクのお返しをさて、離されます。半ばにスターターが戻った時点では、5点ビハインドになっていました。そこから、ビッグマンとコービーが決め、徐々に追い上げると、終盤には、フィッシャーの1人ファーストブレイクからのレイアップで、逆転します。その後も、コービー、パオがバスケットにアタックしてフリースローを獲り点差を広げ、再度フィッシャーがレイアップを決め、7点リードにまでします。残り3秒ちょっとで、ノビツキーに決められ、5点差になった時点で、このままハーフタイムと思われました。ところが、ラマーが諦めずに、ドリブルして、ハーフコートからシュートを放つと、何と、テリーがファウルをして、フリスロー3本を貰います。ラマーは3本全部をきちんと決め、8点リードとし、又、このままハーフタイムかと思われました。ところが、又々、今度は、リバウンドに備えて、ゴール下でポジション争いをしていたノビツキーをロンが絡んで、苛付いたノビツキーが、ロンにエルボーし、テクニカルを獲られます。このフリースローを、コービーが決め、53-44の9点リードで、ハーフタイムへ。
3Qは、開始直後、ロンがスティールからレイアップを決めると、ディフェンスでは、フィッシャーが2連続でスティールし、パオのダンクとコービーの3ポイントに繋がり、16点リードとなります。この直後にダラスがタイムアウトを獲り、タイムアウト明けから、連続して決めます。レイカーズは、バイナムとコービーが決めますが、その間に、ロンが、まず、無理にモタモタ、ヨロヨロとペイントにドライブしてスティールされる得意のプレーをすると、次は、パオが、ボールを貰っても、どうしたら良いのか決めかねて、長々とドリブルしている内に、ダブルチームされ、スティールされる得意のプレーをします。この2つのターンオーバーから、ダラスは得点しました。この時点で、まだ8点リードでしたが、見ていて、「今日負けたら、この2つのターンーバーが原因。」と、ふと思いました。得点を与えただけでなく、元々タイムアウト後、ダラスに傾きかけていた流れが、一気にダラスに変りました。この後、ロンが、時計がまだ10秒以上も残っているのに、安易な3ポイントを打って外すと、ブリューワーに3ポイントを決められ、3点差にまで詰められます。ここからは、コービー以外は、誰も決められない状態になりますが、コービーがよく決めたので、点差を徐々に広げ、終了間際には、パオがよくフリーストーを獲って決め、78-71の7点リードで、コーターを終了します。
4Qは、出足に、又、ベンチの力の差がでました。ダラスは、ストヤコビッチやテリーに加え、ベンチとプレーしていたノビツキーが着々と得点するのに対し、レイカーズは、シャノン、バーンズ、ラマーが、次々とジャンプシュートを打っては、外します。序盤で、2点差にまで追い上げられると、バーンズがトランジションでよく走って楽なレイアップを決めますが、ノビツキーに3ポイントを決められ、1点差にまで、詰められます。その後、離せば追い上げられるを繰り返し、半ばにスターターが戻った時には、1点差でした。
これ以降は、レイカーズは、コービーとラマー以外は、全く得点できませんでした。対するダラスは、レイカーズのディフェンスが良くて、得点に苦労しましたが、それでも、ノビツキー以外にも、ストヤコビッチ、チャンドラー、マリオンが決めました。残り19秒ちょっと、レイカーズが1点リード、ダラスのサイドラインからのスローインのオフェンスで、パオがノビツキーにファウルし、ファウルリミットを越えていた為に、フリスローを与え、ノビツキーが2本決め逆転されます。次のオフェンスでは、パオがコービーにボールを手渡すはずが、キッドの厳しいディフェンスで、コービーが躓いた為、パオがキッドにボールを手渡してしまいます。パオはキッドにファウルし、キッドがフリスローを1本外します。残り3秒ちょっと、2点ビハインドからのオフェンスで、コービーが3ポイントを放ちますが、沈めることができませんでした。
コービーは、36得点、5リバウンド。シュートは14-29、3ポイントは4-9でした。足首は、問題なさそうです。
パオは、15得点、11リバウンド、7アシスト。シュートは5-10と、確率は悪くないですが、もう少し打って欲しかったです。ペイントで、ポジションを確立できないため、チームメイトがパオにパスをしようという意思があるのに、できないことが、何回もありました。やる気は満々で、最初から、リバウンドを必死に獲りに行っていました。獲れなかった物でも、獲りに行こうという姿勢が見えました。オフェンシブ・リバウンドも、シーズン中は、チームメイトがシュートを打つと、直ぐにディフェンスに向かうのに、今日は、積極的に獲りに行っていました。
バイナムは、8得点、5リバウンド。シュートは3-8と良くないですが、それよりリバウンドが酷いです。前半に4リバウンドで、後半は1リバウンドしかありませんでした。その上、オフェンシブ・リバウンドは、0です。バイナムは、ダブルダブルが続いて、今度こそ一皮向けたと思った途端に、5-6リバウンドに戻ることを散々しているので、今回も、期待通りと言えば、期待通りです。
ロンは、2得点、3スティール。シュートは1-8、3ポイントは0-3で、オープンなのに、エアボールもありました。ディフェンスでも、ファウルが0です。ファウルをするのが良いという訳ではないですが、それだけ、消極的だったと思います。オフェンスでは、貢献しなくても、足を引っ張ることだけはしないで欲しいです。
フィッシャーは、8得点、6アシスト。シュートは3-6ですが、決めた3本は、全部前半で、後半は、無得点でした。
ラマーは、15得点、12リバウンド。シュートは5-10、3ポイントは0-1でした。相変わらずジャンプシュートが決まりませんが、1回戦は、決まらなくても、打ち続けていたのが、今日は、殆どがバスケットにアタックでした。
ブレイクは、お馴染みの無得点の上、アシストも無しでした。対するダラスのバックアップガード、ブレアがシュートが3-6の8得点、5アシストなのとは、対照的です。ディフェンスでも、ブレアに付いて行かれません。ベンチでは、ラマーと給料泥棒のルーク以外では、ブレイクが唯一、まともな給料を貰っているので、給料に見合った活躍をして欲しいです。
シャノンは、6得点。シュートは3-6とまずまずです。
バーンズは、4得点、5リバウンド。シュートは2-6と良くないですが、相変わらず、リバウンドで頑張ってくれています。
ディフェンスは、ペイント近辺は良かったですが、アウトサイドが悪かったです。パスを周されている内に、ローテーションやヘルプで、3ポイントシューターが、オープンになることが、何度もありました。ダラスの3ポイントは9-20の上、コービー対策でスタートしているディフェンス専門で、オフェンスは全く期待されていないスティーブンソンが0-2なので、それ以外は、9-18の50%です。
リバウンドは、前半が26-17のブラス9だったのに、後半は23-18のマイナス5でした。パオとラマーは、前半も後半も、ほぼ同じ数のリバウンドを獲っているので、後半に1しか獲っていない、バイナムが原因です。
オフェンスは、前半はスターターでは、コービー、パオ、フィッシャーの3名以外は行方不明、ベンチでは、ブレイク以外が、まずますでしたが、後半は、まず3Qに、スターターでは、フィッシャーが行方不明になり、4Qに入ると、ベンチは、シャノンとバーンズも、2点ずつのみと、影が薄くなり、コービーとラマー以外は、みんないなくなりました。4Qは、コービー以外のスターターが、1本もシュートを決めていません。ロンが0-1、パオが0-1、バイナムが0-2、フィッシャーが0-1の、合わせて0-7です。得点も、バイナムがフリースローからの2得点があるだけで、その他の3人は、無得点です。
ダラスのノビツキー以外のスターターは、4Qに全くプレーしていないスティーブンソンと、全くシュートを打っていないキッドがバスケットがないですが、他の2人は、メリオンが1-1、チャンドラーが1-1の合わせて2-2でした。ベンチ得点でも、40-25のマイナス15点と圧倒されているのが辛いですが、スターターの内4人が、締めの4Qにこんな状態では、勝てるはずが無いです。