ゲーム・ハイライト
VIDEO レイカーズ・ハイライト
VIDEO 1Q 序盤は打ち合いになります。オクラホマシティーは、ジャンパーがよく決まりました。レイカーズは、バイナムがよくオープンになり、ダンクを決めます。半ばに入ると、少し落ち着きます。オクラホマシティーは、レイアップが決まりだし、レイカーズも、セッションズが引き続き積極的に打ち、フローターやレイアップを決めます。常に、同点やどちらがリードしても、2点差で進んできましたが、終盤、メタが3ポイントを決め、3点リードにし、その後、デュラントに連続で決められ、逆転を許しますが、コービーがフリースローで再逆転すると、ジャンパーを決めて、リードを広げます。デュラントの連続バスケット後は良く守り、ハーデンのフリースローからの得点だけに抑え、オフェンスではバイナムが2本決め、29-24の5点リードで、コーターを終了します。
2Q ブレイク、セッションズ、バーンズ、パオ、バイナムでスタートします。通常は、バイナムはベンチスタートでヒルがプレーしますが、オクラホマシティーのビッグマンが、モハメドとコリソンなので、それに付け込んで、バイナムに得点させる戦略でした。戦略通りに、バイナムは2本決め、ブレイクも3ポイントを決め、序盤で10点リードにします。オクラホマシティーは、序盤は、ハーデンが、殆ど1人で打ちます。半ばには、メタの3ポイントと、ヒルのレイアップで、リードを12点に広げます。終盤は、得点に苦労しますが、イバッカにブロックされたボールが、たまたま良い所に飛んで来て、ゴールの側でがら空きのパオがダンクを決めたり、パオが、オフェンシブリバウンドからティップを決めたりします。終了間際には、ウェストブルックとコービーが、2本ずつバスケットを交換し、56-46の10点リードで、ハーフへ。
3Q 序盤は、決まるのはコービーだけで、他は、外したり、ブロックされたりします。セッションズ、パオは、ファウルを取って、フリースローを決めました。ディフェンスでは、最初の2分ちょっとを無得点に抑えますが、デュラントとウェストブルックに3ポイントを決められます。半ばは、コービーが、バスケット、フリースロー、アシストと、全ての得点に絡み、半ば過ぎには、パオのオフェンシブリバウンドからのティップで、12点リードとします。ディフェンスでは、ウェストブルックに3連続で決められ、終盤に入ると、デュラントの3ポイントで、7点差に追い上げられます。その後はしっかり守りますが、オフェンスでは、フリースローを取っても、メタが1本決め1本外し、バイナムは2本共外します。バーンズは、相変わらず、がら空きの3ポイントを、バスケットを通り越すエアーボールにし、良い所がありません。残り6秒で、ウェストブルックにレイアップを決められますが、コービーが、ブザービーターを決め、80-71の9点リードで、コーターを終了します。
4Q ブレイク、セッションズ、メタ、パオ、バイナムでスタートします。序盤に、メタが3ポイントを決めますが、デュラントのフリースローと、イバッカのジャンパーで、7点差に追い上げられます。直後に、メタがペイントに入りディフェンダーを引き付け、バイナムにパスを出し、バイナムが決め、再度離すと、又、イバッカにジャンパーを決められますが、メタが又3ポイントを決め、11点リードにします。半ば前には、バイナムに代わって登場したばかりのヒルが、オフェンシブ・リバウンドからレイアップを決め、13点リードにしますが、直後にフィッシャーに3ポイントを決められます。半ばに入り、デュラントのフリースローで追い上げられると、ブレイクがガードしているウェストブルックが、爆発します。4連続で決められた上、オフェンシブ・リバウンドまで取られ、パオが、触るだけのファウルをし、レイアップ&1も与えます。この間、レイカーズは、ブレイクのレイアップと、コビーのジャンパーだけで、終盤を4点リードで迎えます。ウェストブルックがやっと外しますが、オフェンスでは、ボールを持ったプレーヤーが、時間切れが近くなっても、バスケットを見ないでコービーを見るばかりで、コービーが時間切れ近くになって打っては外します。誰も打ちたくないのがよく分かり、時計の残りが5秒を切っているのに、パオがメタにパス、メタがパオにパスを返し、返されたパオが又メタに返すの、責任の押し付け合いのキャッチボールをした結果、メタが時間切れギリギリに打って外します。3分を切った所で、デュラントのフリースローで2点差に追い上げられると、パーキンスに正面から付かれて、ポストのポジション取りをできないでいたバイナムに、やっとボールが入りますが、シュートが決まりません。そのリバウンド争いで、デュラントに取られていて、ファウルのリミットを越えているのにも関わらず、メタがつまらないファウルをして、フリースローを与えますが、デュラントが、何と2本共外します。次のオフェンスでは、メタが外し、リバウンドを取っているのに、何故か、メタがウェストブルックにパスし、デュラントにジャンパーを決められ、同点に追いつかれると、次は、ウェストブルックが外しているのに、バイナムがパーキンスをボックスアウトしなかったために、後ろからリバウンドを取られ、プットバックを決められ、2点ビハインドにされます。パーキンスに、後ろから軽く押されていた様でしたが、きちんとボックスアウトをしていれば、押されてもよろめかなかったはずです。その後、コービーがフリスローを取り、同点に追いつき、ディフェンスで、ブレイクが、ウェストブルックからスティールすると、コービーがドリブルして注意を引き、ペイントのすぐ外のミッドポストでオープンのパオにパスしますが、パオはバスケットの方向を見ることもなく、アウトサイドのメタにパス。これをデュラントにスティールされ、3ポイントを決められ、3点ビハインドにされます。この後、コービーが3ポイントを試みますが決まらず、敗戦となりました。
コービー:38得点(12-28、3PT=0-2)、5アシスト、8リバウンド 40分弱のプレーです。ゲーム2と同じで、3Qまでは10-18と良かったのですが、4Qにガス欠でした。4Qは、ドライブして、ファウルらしく見えたものでも、ファウルになりませんでした。ジャンプしていないと、ファウルを取られ難いそうです。ハーデンに対するディフェンスが良く、2-11に抑えました。
パオ:10得点(4-10)、5リバウンド、3ブロック 終盤の肝心な所で、シュートをしないでパスしたのは、「ペイントに相手が集まっていて、レーンが混んでいたので、アウトサイドがオープンのはずだと思って見たら、メタがオープンだったからパスした。自分は、正しいプレーをすることを心がけている。」からだそうです。これと、終盤、メタに責任を押し付けたプレー以外にも、残り3秒でペイントに入っているのに、自分で打たないで、ブレイクにキックアウトし、ブレイクが体勢を整える暇もなく、3ポイントを打って外したプレーがありました。最後のプレーは、確かにメタはがら空きでしたが、パオも、ミッドポストで、がら空きとまでは行きませんが、オープンでした。3ポイントは、レイ・アレンだって、半分以上外します。メタの今シーズンの3ポイントの確率は、30%に届きません。その時点では同点で、絶対に3ポイントが必要な場面ではないです。自分が打ちたくなくて、ボールを手放したかっただけなのに、「正しいプレーをしている」を、又言い訳に使っています。
バイナム:18得点(9-15)、9リバウンド、3ブロック 出足から前半は、フリーのダンクやレイアップが決まりましたが、後半は、パーキンスに付かれてガードされ、ポストのポジション取りに苦労しました。リバウンドは、前半は7ドだったのに、後半は2しかありませんでした。43分弱のプレーなので、終盤はバテていました。
メタ:14得点(4-10、3PT=4-8)、6リバウンド、2スティール デュラントが45分半プレーしていて、マッチアップするために、43分ちょっとプレーしています。デュラントはシュートが10-18、フリースローが8-10の31得点でした。ファウルは、メタ自身がしたものもありますが、スイッチさせられてブレイクがしたり、ドリブルで抜かれた後に、パオがしたものもありました。4Qに追い上げられている時には、3ポイントを決めたり、ペイントにごり押しして、バイナムにパスを出したりと、パオとは正反対で、何とかしようという姿勢があります。
セッションズ:10得点(4-9、3PT=0-3)、5アシスト ドライブしてのレイアップやフローターは決まりますが、アウトサイドがさっぱりです。ウェストブルックには、まずまずのディフェンスをしていました。
バーンズ:無得点(0-3、3PT=0-1)、4リバウンド 5分弱のプレーです。それにしては、リバウンドは多いですが、3ポイントは勿論、レイアップも決められません。
ブレイク:5得点(2-6、3PT=1-4)、1アシスト やっぱり2ゲーム続きませんでした。
ヒル:5得点(2-5)、7リバウンド 14分弱のプレーです。シュートは、オフェンシブ・リバウンドから体勢を崩して打ったものもあります。これだけリバウンドを取るのに、どうしてもっと使わないのか不思議です。バイナムは、終盤バテて、使い物になっていないです。パーキンスにオフェンシブリバウンドから決められたのも、ヒルがプレーしていたら、どうなっていたか分からないです。
オフェンス 前半は良く決まっていて、パスも周り、上手く行っていました。ところが、3Qに入って、セッションズ、メタ、パオが、続けて外し始めると、ボールを持っても、コービーを探すだけになりました。ゲーム終盤も同じで、残り6:03にブレイクがレイアップを決めた以降、得点したのは、コービーだけでした。ボールを貰っても、バスケットを見ないで、コービーを捜すか、一番近くのチームメイトにパスするか、どちらかでした。
ディフェンス 3Qまでは良かったです。オクラホマシティーが、ウェストブルック、フィッシャー、ハーデン、デュラント、コリソンのスモールラインナップで来た時には、コリソンは殆ど無視で、ウェストブルック、ハーデン、デュラントをガードすることに集中し、フィッシャーをパオがガードする奇妙なディフェンスでしたが、フィッシャーには、ビッグマンをドリブルで抜く能力が無いので、上手く行きました。4Qに、ウェストブルックが、いつも対戦相手がする、「ブレイクにガードされているプレーヤーが集中的に打つ」オフェンスで、爆発したのが痛かったです。パーキンスのスクリーンを使って、デュラント、ウェストブルックがフリーになって打つのも、よくやられました。
総括 今回も、3Qまで全力で戦って、4Qには何も残っていなかった、ゲーム2と同じパターンだと思います。レイカーズのゲーム後には、バイロン・スコットがニューオリンズのHCだった時に、ACだったデイブ・ミラーという人が、ラジオで番組をやっています。ミラーが言っていたことで1つは、「バックトゥーバックでも、3Qまでは問題ない。疲れが出るのは4Q」ということと、「レイカーズは、全力でパンチをしている。オクラホマシティーは、そのパンチを吸収しているだけで、レイカーズがパンチするのに疲れるのを待っている。そして、4Qになって、疲れてきたら、自分達がレイカーズにパンチし始める。その時には、レイカーズには、何も残っていないので、やり合えない。」ということです。
パオの最後のプレーについては、あの場面では、選択肢が幾つかあるそうです。「バスケットを見て、ジャンパーを打つこと。プロなら、ボールを貰ったら、まず打つことを考えるべき。次は、ドライブして、イバッカの頭越しにダンクする。これは、パオのDNAには無い。最後は、ドリブルして、もっとオクラホマシティーのプレーヤーを引き付けてからパスを出す。」NBAでコーチをしていた人の意見では、この3つです。
勿論、パオのターンオーバーだけが敗因ではないです。実力差で、最後には余力が無いことの方が、大きな敗因です。3Qまでは利いていたディフェンスも、4Qには利かなくなりました。打つのが怖くて責任転嫁をしたのは、パオだけではないです。誰もシュートを打ちたがらなくて、コービーにパスするだけになったは、3Q序盤からです。
よく、「コービーは、チームメイトを信用して、パスするべき。」と言われますが、怖くて打つこともできないチームメイトを信用するべきではないです。信用される資格が無い人を、信用しろという方が無理です。
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