レジー・ミラーを憶えてますか?

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レジー・ミラーを憶えてますか?

一昨日のダラスでのゲームで、コービーは、歴代通算得点でレジーミラーを超えて13位になりました。十代のファンは、レジー・ミラーが現役だっと時のことを知らない人も多いでしょうね。1999~2000年シーズンから始まった、レイカーズのいわゆる3ピートの最初の年のNBAファイナルが、ミラー率いるインディアナ・ペーサーズとの対戦でした。

R.Miller 1

リピートの対フィラデルフィアが4勝1敗、3ピートの対ニュージャージーが4連勝で、比較的楽に優勝しました。インディアナとは4勝2敗でしたが、気分的にはゲーム7まで行ったような苦しさでした。ゲーム5はブローアウトでレイカーズが負けました。もしゲーム6を負けてゲーム7まで行ったら、どうなっていたか分かりません。リピート時のフィラデルフィアのアレン・アイバソンも、3ピート時のニュージャージーのジェイソン・キッドも当時が全盛期で、特にアイバソンはその年のシーズンMVPでしたが、全く記憶に残っていません。それに対して、ミラーのことは、はっきり憶えています。

ミラーは、3ポイントのスペシャリストとして知られていて、現在歴代通算3ポイント数で1位です。今でも伝説になっているのが、'95年プレーオフ、対ニューヨークでの8.9秒で8得点。3ポイントという武器があって、いつ何をしでかすか分からないので、脅威でした。

インディアナは、レイカーズにファイナルで負けた2年後のプレーオフ1回戦で、ニュージャージーと対戦しました。2勝2敗で迎えたゲーム5(当時は1回戦はベストオブ5でした。)、ミラーは、4Q終了間際に3ポイント・ブサービーターを決めゲームをオーバータイムに持ち込み、最初のオーバータイムの終了間際にはダングを決め、ダブル・オーバータイムに持ち込み、もう少しでニュージャージーを倒すところまで行きました。ブザービーターが話題になると、必ず彼のこの2本が取り上げられます。このゲームで、インディアナが負けてほっとしたのを覚えています。

2004年11月のいわゆる「パレスの乱闘」で、当時のチームメイト、ロン・アーテスト、スティーブン・ジャクソン、ジャーメイン・オニールが長期出場停止になり、事実上インディアナのシーズンが終わりました。このメンバーがいたら、どうなっていたでしょうか。恐らく、ミラーにとって、最後の優勝の可能性があったシーズンになったでしょう。ミラーはこのシーズン終了前に、早々と引退を表明しました。きっと、気持ちが切れてしまったんでしょう。

2007-2008シーズン前、ケビン・ガーネットとレイ・アレンが、ボストンに移籍しました。その後、ミラーが復帰してボストンに参加すると噂になりました。まだKGが怪我に悩まされ出す前で、アレンが3ポピントを決めまくっていた時代でしたが、私は、二人のボストン加入は大して気にも留めなかったのに、引退して数年経った40歳過ぎのミラーが加入する可能性に、青ざめました。ファイナルで苦しめられたトラウマでしょうね。

結局、ミラーは「肉体的にはまだできるけれど、精神的に無理。」と言って、ボストンには加入しませんでした。あんな凄かった人が、そうなってしまうんだなあと思って、寂しい気がしました。そのシーズン、ボストンはレイカーズを破って優勝しました。もし、加入してたら、遂にリングを獲れたのに。

実は、私は現役時代のミラーは嫌いでした。ファイナルで苦しめられたというのでななく、その前から、彼はトラッシュトークで知られていて、ガラが悪いというか、品がないというか、とにかく嫌いでした。引退後、TNTというテレビ局に解説者として参加した時は、あんな人を雇っていいのかなあとも思いました。名前を聞くのも嫌なくらいの、ミラー・ヘイターというより、ミラー・フォビア(恐怖症)でした

ところが彼の解説を聞いて、全く現役時代とイメージが違うのに驚きました。分かりやすいし、言っていることはいつも道理に適っているし。言葉遣いも丁寧で、「ガラが悪い」なんてとんでもない。それに、NBA解説者の中にも、レイカー・ヘイターやコービー・ヘイターがいるのに、彼は結構レイカーズに好意的なのに気が付きました。後で知ったのですが、彼は、ロサンゼルスの郊外の出身で、大学もロサンゼルスにあるUCLAの出身です。きっと子供の頃は、レイカー・ファンだったんでしょうね。

昨シーズン、それまでディフェンス専門で知られていたレイカーズのトレバー・アリーザが、オフェンスでも貢献するようになり、シーズン後半には、スターターになりました。シーズン前に、ミラーは、同じくUCLA出身のトレバーに対し、「レイカーズは、バイナム、ガソルとインサイドが充実しているし、コービーは多彩なオフェンスをするので、3ポイントを打てるようになったら、プレータイムが増える。」と言って、3ポイントの技術を磨くようアドバイスをしました。トレバーは、その前のシーズン途中に、オーランドからトレードで、レイカーズに加入しました。オーランドがトレバーを必要ないと判断した一番の理由が「3ポイントが打てないから。」でした。オーランドとのNBAファイナルで、トレバーは要所で3ポイントを決めて、優勝に貢献しました。ミラーがアシストだったんです。

今シーズン前からトレード期限まで、ボストンのレイ・アレンのトレードが常に噂になっていました。アレンは、今シーズンが契約最後の年です。今更、優勝の可能性が全くないチームに行くのも嫌だろうし、今シーズン限りで引退かという予測もあります。アレンは、現在歴代通算3ポイント数で、ミラーに165本差(本日現在)で2位です。そんなアレンに対してミラーは、「僕を抜いて1位になってくれ。」と言って励ましたいるそうです。

ミラーがTNTで解説を始めた当初は、彼が解説をしていると、嫌な気分になりました。今では、彼の解説を楽しみにしています。

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2010/02/27 11:05  Teams Pacers | コメント(4)
ゆ~すけさん、度々お立ち寄りありがとうございます。

その通りですね。それに彼は気が優しい人なんだと思います。そこを相手に突かれないよう、「悪役」を演じてたんでしょうね。

ビラップスとちょっと前までのレイ・アレン。他には思いつかないです。でも2人共、ミラー程の圧力を感じないですね。
[ 2010/02/28 07:47 ] [ 編集 ]
菜穂実さん、はじめまして。

昨日のゲームでも分かる様に、得点だけではゲームの性質が分からないので、ゲームを見られない日本のファンに、"feel"が伝わったらと思ってやってます。それに、ブロードバンドでゲームは見ていても、LAのメディアの様な細かい報道はないし。ゲーム以外でのプレヤーのエピソードや発言なんかを知ると、プレヤーに親しみを感じて嬉しいですよね。

[ 2010/02/28 07:40 ] [ 編集 ]
彼についてはいわゆる自分で自分を高められせるためのトラッシュトークだったんじゃないかと思います!

彼がいるチーム相手だとセーフティーリードがあっという間になくなる気がするから怖かったですよね(^-^;
今の時代彼並みに勝負強いシューターといったらビラップスくらいでしょうか?
[ 2010/02/28 07:05 ] [ 編集 ]
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[ 2010/02/27 14:27 ] [ 編集 ]
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