
1Qは、序盤から、アンダーソンとリチャードソンん、3ポイントをよく決められます。そうすることが分っているチームを相手に、アウトサイドをがら空きにディフェンスして、キックアウトされると、ビックリした様に、慌てて外に走って行くディフェンスで、楽に決められました。オフェンスでは、誰一人まともにシュートが決められずに、序盤に早々と5点ビハインドになります。その後バイナムがよくオフェンシブ・リバウンドを獲り、追い上げますが、半ば過ぎに、又リチャードソンに2連続で3ポイントを決められ離され、終盤には、9点ビハインドにまでなります。その後少し追い上げて、25-19の6点ビハインドで、コーターを終了します。
2Qは、出足に一時、リードを広げられますが、その後、1Qにはシュートが殆ど決まらなかったパオとラマーが決め始め、点差を詰め、半ばにスターターが戻った時点では、4点差になっていました。スターターが戻った後、暫くは一進一退でしたが、半ば過ぎから2分半程、レイカーズが全く得点できなくなり、終盤には8点ビハインドにまでされます。その後持ち直して、46-41の5点ビハインドで、ハーフタイムへ。
3Qは、出足に、レイカーズのディフェンスが良く、オーランドは2連続で3ポイントを外します。このコーターは、レイカーズの3ポイントのディフェンスが良くなりました。オフェンスでは、確実に得点し始め、序盤には同点から、このゲームで初めて、リードを奪います。その直後に、バイナムが4つ目のファウルでベンチに下がると、打ち合いになり、逆転を繰り返しますが、半ば過ぎ辺りから、前半は2-10と、シュートが全く決まらなかったコービーが決め始め、ジリジリとリードを広げ始めます。終盤には、ダラスでは無得点だったフィッシャーも3ポイントを決め、71-66の5点リードで、コーターを終了します。
4Qは、レイカーズが3ポイントを決め始めます。まず最初にシャノンが、続いてバーンズが3ポイントを決め、シャノンが更にジャンプシュートきめ、フリスローを取り、3ポイントプレーにします。ディフェンスではよく守り、最初の4分間を無得点に抑えたので、あっという間に、序盤で14点リードになります。その後、ターコルーに3ポイントを決められますが、ラマーが3ポイントのお返しをし、16点リードにします。オーランドもハワードのダンクと、アンダーソンの3ポイントで応酬し、点差が11点に縮まりますが、ここからゲーム終了まで、これが最小得点差でした。終盤は、レイカーズがパオ以外のスターターを下げたのに対し、オーランドはスターターで戦いましたが、点差を殆ど縮められることはなく、最後は楽勝でした。
コービーは、16得点、5リバウンド、4アシスト。前半2-10だったシュートは、後半持ち直して5-9でした。足首の捻挫を押してプレーしていたのですが、ディフェンスでは、よく動いていました。前半外したシュートは、殆どがリングの手前に当たる、短いシュートだったので、ジャンプが影響していたのかもしれません。4Q終盤、残り4分を切った所で、ベンチに下がった後、ロッカールームに直行しました。
パオは、23得点、4リバウンド、5アシスト。シュートは1Qが1-5、2Qが3-6、3Qが2-2、4Qが3-4と、尻上がりに調子を上げました。前半特に、1Qは、距離があるフックショットや、フェイダウェイのジャンプシュートの様な、楽をしたシュートが目立ちました。リバウンドが少ないのも、バイナムに任せてボックスアウトに徹しているというのではなく、単に少ないです。バイナムはファウルトラブルがあり、27分半しかプレーしていません。そこで、パオは20分ちょっとセンターでプレーしたことになります。それにしては、4リバウンドは少な過ぎます。全部PFでプレーしても、4リバウンドは少な過ぎます。自分より身長が約8センチ低いバスのすぐ側に立っていても、ジャンプもしないのでブロックできなくて、楽々とダンクを決められたり、相変わらず、全力でプレーしないのが、目立ちます。地震のニュースを見ていたら、日本に行っているアメリカのリポーターが、「日本人は、タフさが遺伝子に組み込まれている。」と言っていましたが、パオは手抜きが遺伝子に組み込まれているのでは?
バイナムは、10得点、18リバウンド、4ブロック。シュートは3-10と悪いですが、ディフェンスとリバウンドで、笑いが止まらない程お釣りが来るので、どうでもいいです。その上、3-10と数字だけ見ると悪いですが、オフェンシブ・リバウンドからの体勢が悪いティプショットを外したり、更にそれを自分でリバウンドし、決めたのもあるので、内容は数字程悪くないです。今日は、最初から意気込みが違いました。リバウンドというリバウンドは、全部獲るくらいの、勢いがありました。3Qにつまらないファウルをして、4つ目となり、ベンチに下がりました。以前は、こういう状態だと、ベンチでのほほんとした表情をしていたことが殆どでしたが、今日は、椅子に座った後に、両手で拳を作って、1回ずつ自分の頭を叩いていました。又、ダラス戦でもそうでしたが、レイカーズが得点後、相手がタイムアウトを取った際、ベンチにいたバイナムが、真っ先にコートに走り出て、得点したチームメイトを祝福している姿が見られました。気持が入っている表れだと思います。今後もこの調子を続けて欲しいです。
ロンは、6得点。シュートは2-7でした。今日は、ゲーム開始直後と、3Q開始直後に、ドリブルして走り回って、ステップバックからフェイダウェイを打って外す、得意のプレーがありました。混雑しているペイントにドライブして行って、「ターンオーバーにするぞ。」と思って見ていたら、その通りになりました。シュートセレクションが最悪でした。
フィッシャーは、15得点、2スティール。シュートは6-9、3ポイントは2-2と、ダラスでの無得点の借りを返しました。スティール以外にも、しつこいディフェンスで、ネルソンから2つ、オフェンシブ・ファウルを取りました。
ラマーは、16得点、6リバウンド。シュートは7-11と絶好調でした。引き続きリバウンドがちょっと少ないです。オフェンスで、クロックがカウントダウンする中、ドリブルするだけで、残り数秒でパスというプレーが何回がありました。解説者も、「あれはラマーが打たないと。」と言っていました。7-8秒を切ってボールを貰ったら、すぐパスするか、単にドリブルするだけなら、自分で責任を持ってシュートを打って欲しいです。
ブレイクは、無得点、2アシスト。シュートは0-1なので、無得点なのは良いのですが、ラマーと似ていて、クロックが時間切れに近づいて、バスケットにドライブしても、自分で決められないのが分っているのか、残り数秒でパスというのがありました。自分でシュートを打つ自信がないなら、もう少し時間を残してパスして欲しいです。
シャノンは、6得点、2アシスト、2スティール。パオとは違って、しっかりジャンプしたブロックも1つありました。シュートは2-9と最悪でしたが、ラマーとブレイクからの、時間切れギリギリのパスの犠牲者がシャノンなので、数字程悪くないです。それでも、ジャンプシュートは決まっていませんでしたが。
バーンズは、5得点、3リバウンド、2スティール。シュートは2-3、3ポイントが1-3でした。
ディフェンスもオフェンスも、前半と後半では別のゲームの様でした。前半は、どちらも殆ど良い所がなく、後半はどちらも殆ど悪い所がありませんでした。ターンオーバーを3に抑えたのに対し、オーランドから18も誘ったのが、大きかったです。レイカーズのスティールが、8もありました。スティール以外も、相手の不用意なパスからのターンオーバーというより、厳しいディフェンスで、誘ったのが殆どでした。シュートの本数で、87-67のプラス20だったのが、大きな勝因ですが、リバウンドでは、39-38のプラス1だけなのに、ターンオーバーの差が大きかったです。
レイカーズは、過去に、オールスター後の11ゲームで、9勝以上の場合、全部ファイナルに進出しています。今日の勝利で、オールスター後は10勝1敗です。今日は、ボストンもサンアントニオも負けています。ファイナルが見えてきました。
レイカーズは、コビーとフィッシュ以外は、のんびり、おっとり、穏やかで、友達付き合いするなら良い様な人たちばかりですが、プロアスリートには向かない性格の人が多いです。ジョーダンやサーシャの様に、実力もないのに、気ばかり強くても困りますが。